- 所外セミナー
「常識のズレ」から考える組織不祥事対応
- 日時
- 2025年1月6日(月)10:00~2025年2月7日(金)17:00
- 会場
- オンライン配信
梅林啓弁護士が2025年1月6日(月)~2025年2月7日(金)に、株式会社プロネクサス主催のセミナーにおいて「『常識のズレ』から考える組織不祥事対応」と題する講演を行いました。
プログラム Program
1.はじめに~基本的な問題意識
- これまで様々な組織において「負の側面」を見てきた経験
- 組織において「不祥事」が発生する原因はどこにあるのか?
2.企業のガバナンス
- 最近の動き
- コーポレートガバナンス
- 企業のガバナンスの重要性
3.企業不祥事を考える視点
- 事前規制型社会から事後監視型社会へ
- 事後監視型社会の特徴
- 第三者委員会への注目と限界
- 役員の個人リスク
- レピュテーションリスク
4.常識のズレとは何か
- 企業不祥事に共通する「何か」とは?
- 常識のズレ
5.過去の不祥事からの考察
- ホテル・レストランにおける食品表示の偽装
- プロ野球統一球問題
- 医療業界と個人情報
- 不適切会計(粉飾決算)
- 製品・サービスに関する偽装
- これらの事例に共通の意識
- カルテル
- ハラスメント
6.常識がズレていくメカニズム
- ポイント
- 不祥事の最初に手を染めた人も、「本来なら絶対にしないこと」をしてしまっただけ
- 会社の中で、非常識が常識に変貌すると、それは長期間発覚することなく継続していく
- このような不祥事に関与した人たちの心の中も様々
- まとめ
7.常識のズレから考える不祥事対策
- ポイント
- 常識のズレから考える企業不祥事の早期発見
- 常識のズレから考える企業不祥事の防止
- 最後に
危機管理分野のパートナーとして、主に、役職員による不正行為、情報漏洩、独禁法、金融商品取引法、その他の各種業規則法等の法令違反など企業不祥事案件を受任し、具体的には関係者への事情聴取を含めた社内調査対応、原因分析、再発防止策の策定、報告書の作成、マスコミ対応、民事・刑事の法的措置等幅広い業務を担当し、公正取引委員会や証券取引等監視委員会をはじめとする当局対応も迅速に行っております。
また、不祥事発生時や、コンプライアンス体制の構築に関する経験をふまえて、日本弁護士連合会の第三者委員会ガイドライン、社外取締役ガイドラインの作成にも関与致しました。
案件だけではなく、社内調査、情報漏洩、不正行為発生のメカニズム、行政調査に関するセミナー講師も多数務め、前職である検事時代に培った、現場での経験や各種ノウハウを踏まえて、今は弁護士の立場から、企業の危機管理対応の具体策を提案しております。