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バングラデシュ不動産法制の基礎(第7回):不動産抵当権に関する法制(2021年8月16日号)

第1回乃至第6回に続き、第7回は、バングラデシュ不動産抵当権に関する法制を取り上げます。1. 抵当権設定者の権利 (1) 受戻権(right of redemption):抵当権設定者は、被担保債権の弁済が完了した場合、1882年財産移転法(以下「財産移転法」といいます。)に基づき、抵当権者から抵当不動産を受け戻す権利を有します。それに伴い、抵当権者は、以下の責任を負います。a. 抵当権者の占有又は権限の下にある抵当証書及び抵当不動産に関する全ての文書を引き渡すこと。b. 抵当権者が抵当不動産を占有している場合には、当該占有を引き渡すこと。c. 抵当権設定者の…続きは下記PDFファイルからご覧ください。

こちらの内容はPDFでもご覧いただけます。
アジアニューズレター(2021年8月16日号)(1.34 MB / 4 pages) PDFダウンロード [1.34 MB]

著者等 Authors

今泉 勇

今泉 勇 Isamu IMAIZUMI

  • パートナー
  • 東京 ハノイ / ホーチミン

2012年のインド現地法律事務所への出向を皮切りに、海外新興国拠点と東京事務所の往復を重ね、不明確で先例にも乏しい外国法実務の悩み事の解決にタイムリーかつフットワーク軽く対応。現地法実務や商慣習を尊重しつつ、日系企業として現実的でバランスの取れた解決策に至るまで、各国資格弁護士との間の緊密な連携とクライアントへの丁寧な説明を尽くす。進出時の交渉の際も進出後のトラブル対応の際も、言語・文化・制度・商慣習等の相違を理解し、海外関係者との丁寧なコミュニケーション/ニュアンスの把握を重視。企業規模/業種/相談者の部署を問わず、海外事業を行うクライアントの関心を理解し、ニーズに沿った柔軟なサポートを提供する。