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ベトナム:企業結合規制 - Grab/Uber案件後3年の経過を経て(2022年8月10日号)

ベトナムでは、2004年に、同国初の競争法が制定された。同法に基づき、企業結合に参加する企業の市場シェアの合計が、当該企業結合につき現地競争当局への届出の要否や、そもそも企業結合が許容されるかを画する要件とされた。2018年、Grabは、一定の地域を対象とする取引の一環として、ベトナムにおけるUberの配車プラットフォーム事業を買収した。ベトナム競争・消費者当局(VCCA)は、1年に及ぶ調査の結果、この取引を違法と判断した。VCCAがM&Aの形態による企業結合を阻止した、初めての事案であった。当時、企業結合の適法性を決定する権限があった競…続きは下記PDFファイルからご覧ください。

※本稿は英文でもお読みいただくことができます。

こちらの内容はPDFでもご覧いただけます。
アジアニューズレター(2022年8月10日号)(315 KB / 3 page) PDFダウンロード [316 KB]

著者等 Authors

小口 光

小口 光 Hikaru OGUCHI

  • パートナー
  • 東京

2010年のベトナムオフィス開設以降、N&Aの東南アジアプラクティスを牽引し、日系企業のアジアその他地域への、M&Aその他の手法による進出、進出後の事業運営、地域内での戦略的な事業展開および拡張、紛争およびリスク案件対応等、特に新興国で多く遭遇する、様々な法的問題の解決に関与。2016年からは東京に拠点を移し、より幅広い地域への海外展開を法的側面からサポート。

今泉 勇

今泉 勇 Isamu IMAIZUMI

  • パートナー
  • 東京 ハノイ / ホーチミン

2012年のインド現地法律事務所への出向を皮切りに、海外新興国拠点と東京事務所の往復を重ね、不明確で先例にも乏しい外国法実務の悩み事の解決にタイムリーかつフットワーク軽く対応。現地法実務や商慣習を尊重しつつ、日系企業として現実的でバランスの取れた解決策に至るまで、各国資格弁護士との間の緊密な連携とクライアントへの丁寧な説明を尽くす。進出時の交渉の際も進出後のトラブル対応の際も、言語・文化・制度・商慣習等の相違を理解し、海外関係者との丁寧なコミュニケーション/ニュアンスの把握を重視。企業規模/業種/相談者の部署を問わず、海外事業を行うクライアントの関心を理解し、ニーズに沿った柔軟なサポートを提供する。