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  • 企業法務

米国におけるウイグル強制労働防止法の成立と日本企業への影響 (2022年1月7日号)

2021年12月23日、米国において、ウイグル強制労働防止法(Uyghur Forced Labor Prevention Act)が成立しました。同法は、強制労働によって生産されたものではないことを証明する等の幾つかの要件を満たさない限り、中国の新疆ウイグル自治区で生産された産品及び同産品を組み込んだ産品(以下「新疆ウイグル自治区産品」といいます)の輸入を原則として制限する等、新疆ウイグル自治区産品の輸入規制や同地区の強制労働に関与したとされる者に対する制裁に関する規制を強化するものであり、今後、米国に輸出する企業に多大な影響を与える可能性があります。米国は、従前…続きは下記PDFファイルからご覧ください。

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企業法務ニューズレター (2022年1月7日号) (299 KB / 4 pages) PDFダウンロード [300 KB]

著者等 Authors

中島 和穂

中島 和穂 Kazuho NAKAJIMA

  • パートナー
  • 東京

事業再生局面での官民ファンドによるM&A、証券会社と証券取引所間の巨額の損害賠償紛争、日本で初めての買収防衛策の導入、世界に拠点を有する企業間の統合、地政学的なリスクを抱える中東への進出案件、M&Aの価格調整における巨額の仲裁案件など、様々な論点が複雑に絡む案件の経験が豊富。 近時は、経済安全保障規制に関して、取引のリスクアセスメントや契約書作成、当局への自主申告、当局の執行に対する対応、および、コンプライアンス体制の整備を助言する。特に、技術競争や人権に関する米中対立、ミャンマー、イランやロシアに関して、日本・欧米の経済制裁、輸出規制その他の経済安全保障規制が関係する取引に数多く関与する。

平家 正博

平家 正博 Masahiro HEIKE

  • パートナー
  • 東京

国際通商法を専門とする。2016年から2018年まで経済産業省に出向し、政府内弁護士として、多数のWTO紛争や貿易交渉を担当するとともに、米中の通商政策への対応を行った。現在は、日本が関係するWTO紛争解決手続案件、国内外の貿易救済措置(アンチダンピング、セーフガード)、国際通商法関係の政府の委託調査、関税・原産地関係への対応等を広く手がけている。近年は、貿易と環境・人権の問題にも積極的に取り組んでおり、多数の執筆が存在。