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  • ヨーロッパ

EUの炭素国境調整メカニズムについて(2022年2月16日号)

EUは、2021年7月14日、気候変動対策の一環として、炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment Mechanism)(以下「CBAM」という。)の規則案(以下「CBAM規則案」という。)を公表した 。CBAMは、CBAMの対象製品(以下「CBAM対象製品」という。)をEU域内に輸入する際に、EU域内品が負担する炭素価格と同程度の負担を義務付ける制度であるが、同制度は、事実上、気候変動問題への取り組みが不十分な国からの輸入品に負担を課す結果となる。同制度が施行されると、EU市場へ輸出を行っている企業に、影響を与える ことが予測され、その動向を注視する必要があることから、本…続きは下記PDFファイルからご覧ください。

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ヨーロッパニューズレター(2022年2月16日号)(364 KB / 6 pages) PDFダウンロード [365 KB]

著者等 Authors

平家 正博

平家 正博 Masahiro HEIKE

  • パートナー
  • 東京

国際通商法を専門とする。2016年から2018年まで経済産業省に出向し、政府内弁護士として、多数のWTO紛争や貿易交渉を担当するとともに、米中の通商政策への対応を行った。現在は、日本が関係するWTO紛争解決手続案件、国内外の貿易救済措置(アンチダンピング、セーフガード)、国際通商法関係の政府の委託調査、関税・原産地関係への対応等を広く手がけている。近年は、貿易と環境・人権の問題にも積極的に取り組んでおり、多数の執筆が存在。