アーリーステージ・リストラクチャリングとは、金融機関へリスケジュール等の金融支援を求める必要性が生じる前の段階での事業構造の再構築を意味します。資金繰りに窮する前の段階でも、継続企業の前提に関する注記、金融機関・取引先からの信用の悪化、事業キャッシュフローの悪化など、将来の事業継続への懸念が生じることは多々あります。このような場合、早期に、不採算事業からの撤退、子会社の統廃合や清算、従業員の希望退職の募集といった対策を行った上で、必要な資金を調達し、成長事業や高収益事業へ経営資源を集中できるようにするなど、早期のリストラクチャリングが必要になります。
当事務所は、グローバルな巨大企業から、中堅・中小企業まで、また企業が抱えている問題の如何を問わず、様々な分野の専門家による適切なチームを組成して、アーリーステージ・リストラクチャリング全体について、適切なリーガルサービスの提供を行っています。
- 関連する業務分野
- M&A/企業組織再編プライベート・エクイティクロスボーダーM&Aコーポレートガバナンス株主総会その他一般企業法務キャピタルマーケッツ証券化/流動化航空機・船舶・その他アセットファイナンスプロジェクトファイナンス買収ファイナンスデリバティブ証券争訟/金融関連争訟会社更生/民事再生破産特別清算等清算手続アーリーステージ・リストラクチャリンググローバル・リストラクチャリング(国際倒産等)危機管理・企業不祥事関連争訟社内調査・外部調査(企業不祥事)粉飾決算タックス・プランニング税務問題アドバイス労働法アドバイス事業承継インフラ/PPP電力・ガス資源/エネルギー通信放送インターネット関連/サイバー法映画エンタテイメントスポーツ医薬品/医療機器医療/ヘルスケア医療関連ITシステム/メディカルクラウドバイオテクノロジーエレクトロニクス自動車・自動車部品航空・宇宙ロボット/AIケミカル
主な案件実績
- 2022年
- AirAsia Aviation Ltd. - タイにおけるAir Asia事業の資金調達およびグループ再編
- 2021年
- 上場飲食観光業のアーリーステージリストラクチャリング
- 2020年
- 国内大手外食チェーンのアーリーステージ・リストラクチャリング
- 2020年
- コロナ禍におけるLCCのリストラクチャリング
- 2019年
- Works Applications:HR事業のカーブアウトおよびBain Capitalへの売却
- 2018年
- 株式会社東芝: ウェスチングハウス社の債権を約2,441億円で譲渡
- 2018年
- シダックス株式会社:子会社株式及び債権の譲渡並びに優先株式の発行
- 2017年
- 株式会社東芝: 約6000億円の第三者割当増資
- 2016年
- シャープによる台湾の鴻海精密工業からの出資の受け入れ
- 2012年 - 2014年
- 国内大手セラミックメーカーの社債のリストラクチャリング及びノンコア事業売却等を通じたアーリーステージ・リストラクチャリング
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