CROSS TALK

スタッフ✕スタッフ 座談会

プロフェッショナルを支えるプロフェッショナルの、
新しいかたち

A.I

法務部 部長

パラリーガルとして法務部に入所。案件業務に従事する傍ら、国際業務バックオフィス統括室(IBO) にて海外拠点サポート業務を経験。現在は法務部長としてパラリーガルおよびトランスレーターのマネジメント業務を担当している。

K.I

管理部情報システム課
マネージャー

情報システム課スタッフとして中途入所。IT資産の購買・管理等の業務を経て、現在は情報システム課マネージャーとして課内マネジメントに従事。業務効率化等の所内プロジェクトも担当している。

K.K

管理部人事課
マネージャー

弁護士秘書として入所。人事課へ異動後は弁護士およびスタッフの採用活動全般に関与。
人事課採用マネージャーのほか、所内プロジェクトチームにて主にスタッフ向け人材開発施策の企画、研修運営などを担当している。

A.K

業務部秘書課
シニアマネージャー

弁護士秘書として入所。現在は業務部シニアマネージャーとして弁護士秘書の配属、育成、評価等のマネジメント業務を担当。東京以外の国内拠点スタッフの人事制度改訂などにも携わってきた。

INTRODUCTION

国内/海外拠点を含めた事務所の経営を横断的にサポートすることを目的として2017年秋に創設された「グループ管理本部/Global Support Office (通称GSO)」 。事務所の経営を担う執行部弁護士直下の部門で、各部署のマネジメント層が自部門と兼務。弁護士がフロント業務に注力できる体制を構築するため、スタッフ部門の横串としての機能を担い、毎週定例会議を実施。事務所全体に関わる施策の検討や各種プロジェクトの統括など、経営者と同じ目線を意識した活動を行っています。
GSO創設による変化や具体的な取り組み、今後の展望について、GSOを代表して4名のメンバーに語ってもらいました。

TOPIC 01

GSOができてから感じている変化はありますか?

K.I: ほぼ全部門の役職者が定期的に集まる場、ということで顔馴染みが増えたことがまず大きいです。他部署の人からもよく話しかけられるようになりました。
A.K: メールを送るほどでもないけど、その分野の専門の人に相談や確認をしたいというときに気軽に持ちかけられるようになりました。そこに行けば話せるという場はとても有り難く、実際に色々相談させてもらっています。
K.I: 定例会議の前後に、相談したい人をちょっと呼び止めて、軽くミーティングができたりするのもいいですよね。以前はメールが多かったですが、直接対面して話す機会が格段に増え、より密度の高いコミュニケーションが取れるようになりました。
A.I: それぞれの部署がどういうことを考えているのか共有できるので、各々が考えていることを理解し、揉んでひとつのものにする場ができたと思います。また、自部門のことだけでなくスタッフ全体に対する責任感を持つようになりました。
K.K: 私は採用担当として色々な部門の採用をお手伝いしていますが、採用の現場だけで解決できなくて困っていた課題を定例会議で投げかけて、一緒に考えてもらえるようになったことがとても嬉しいです。各部門の状況も把握しやすくなり、柔らかい段階で採用ニーズを把握できるのも助かっています。
K.I: あと、定例会議では毎週、経営層の方から情報共有してもらい、その場で関係者と議論ができるのでダイレクト感が増しましたよね。自分達のやるべきことにどれくらいの重要性や緊急度があるのかなど、直接聞けるからこそ感じとることができるようになったと思います。
K.K: 例えば新たな海外拠点ができるとなった時に、各部署がどういう動きをしているのかなど、GSOメンバーを通じて業務の全体の流れも把握できるようになりました。

TOPIC 02

これまでGSOでどのようなことが話し合われ、実現につながりましたか?

K.K: GSOメンバーでひとつのプロジェクトを最初から最後まで動かすということはあまり多くないですが、各部署の業務や部門横断的なプロジェクトについて、GSOで大事なポイントを共有してコンセンサスをとりながら進めていることを考えると、関与して実現した取り組みはかなり沢山ありますよね。
A.K: 私は東京以外の国内拠点のスタッフについて、東京のスタッフと人事制度を揃えるというミッションがありました。東京の本体と同じようなしくみを取り入れ、定期的に開催している秘書のミーティングに名古屋、大阪、福岡のスタッフも参加してもらうしくみができて、相互に情報を共有できるようになりました。
K.I: 本来の役割を超えた部門横断的なプロジェクトへの参加などによる事務所への貢献も、人事評価に反映させられるしくみを整えたことはGSOの代表的な取り組みと言えるかなと思いました。働き方改革や新しいテクノロジーに関するプロジェクトも、GSOが起点になっているものがあります。あと、CSRの一環で、ラグビーワールドカップ期間中に行われた丸の内の清掃活動に、日本代表ユニフォームを着て参加したのも印象的でした。
A.I: GSOの活動の軸は大きく2つあると思います。ひとつは、経営層からのリクエストを検討して実現させるというもの。K.Iさんがおっしゃった人事評価の対象範囲拡大はそれにあたりますよね。もうひとつは、GSO発案の取り組みで、例えば業務効率化や事務所の文化を良くしていくための仕組み作りなど。特に後者の軸については以前はなかったものです。1つの部署だけで考えていると他部署を巻き込むハードルが高かったですが、GSOがあることで安心して進めていけます。
K.I: アイディアの段階で提案して、色々な指摘をもらってブラッシュアップしていくので、独りよがりにならずに済みますよね。
K.K: 私には採用のほかに人材開発のミッションがあり、他部署からの意見収集や所内調整にGSOの場を活用させてもらっています。次世代リーダー層向けの研修や役職者向けの研修といった新たな企画も、協力的なGSOメンバーのおかげで進めやすいと感じています。私たちスタッフの将来的な方向性が、なんとなく擦り合ってきたような感覚もあります。

TOPIC 03

今後、どのようなことを目指していきたいと思いますか?

K.I: Global Support Officeの名の通り、もっとグローバルな視点を持つ必要があると思います。いずれは海外を含む全拠点のメンバーで集まったり…とか、考えるとワクワクしますね。
A.K: A.Iさんがおっしゃった2軸のうち、今は経営層から言われるものを実現することが中心ですが、今後は自分たちのアイディアを企画・発信・実現していくことにより力を入れていくべきで、それを期待されていると感じています。
K.K: 私はどうしてもまだ自部門の立場でものを考えてしまうところがあるので、もう一段高いところでの思考が必要だなと感じています。
A.K: 私も同じです。自部門のことを考えることも大事ですが、より広い視野を持たなければいけないですよね。さらに、GSOメンバーだけでなくジュニア層まで巻き込んで動いていけると理想的だと思います。
A.I: 皆になにか面白そう!と思ってもらえることや、GSOだからこそできることに取り組んでいきたいですね。私たちの発想を強化していくことにもつながりそうですし。
K.I: 私は事務所の良い文化、風土みたいなものをうまく継承していくことも考えたいです。今はたまたま各人の個性で文化が成り立っている感じがしますが、これをきちんと受け継いでいきたい。
K.K: 文化が大事というのはその通りですね。どんなに良い制度や取り組みも、組織文化が伴っていなければ効果は半減してしまいます。逆に、理想的な文化が形成されていれば、あとのことは自然とついてくるというか。そんな文化を生み出していく会議体になれると良いですね。
A.I: 現メンバーはその文化を体の中に持っている人たちのような気がします。それを持続可能なものにするために、形にする、体現していくことが私たちのミッションかもしれませんね。

TOPIC 04

西村あさひ法律事務所のスタッフとして活躍するために、
今後必要なことは何だと思いますか?

K.I: まず当たり前かもしれませんが、目の前のことを一生懸命やれることでしょうか。
K.K: 入所直後は、各職種でのプロフェッショナルになるべく、目の前の仕事に真摯に取り組むことが大前提ですよね。ある程度の役割を果たせるようになったところで事務所全体のことを考えて動けるようになると、業務の幅が広がって、周囲からさらに頼られるようになると思います。そうすると自身の成長を感じ続けることもできますね。
A.K: 法律事務所の最前線に立つのは弁護士なので、タレントである弁護士の表舞台での活躍を支える仕事とイメージすると良いかもしれません。自分が前面に立ちたいというよりは、支えることにやりがいを感じてくれる人がいいですね。法律事務所のスタッフとして、周囲に信頼される人間であることも大事な要素だと思います。
A.I: 私もそのようなイメージを採用活動の場でよく伝えています。自己実現と事務所のサクセスが一致している、つまり所内外の人と信頼関係をつくりながら、弁護士の活躍の場を整えることが自己実現になるという人が活躍しやすいのではないかと思います。
K.I: 私は採用などでよく使われている「プロフェッショナルを支えるプロフェッショナル」という言葉がとてもしっくりきています。西村あさひの崇高な理念を、自分自身が直接達成することはできないけれど、それを実現させようとしている人たちを支えて間接的に貢献するということを原動力にできる人はマッチするのかも。
K.K: 最近、その「プロフェッショナル」について定義を考え直す必要性を感じています。この言葉を使い始めた当初は、パラリーガルや秘書、その他のスタッフが各職種の専門性を高めて、それぞれの領域でのプロとして弁護士をサポートするというイメージしかありませんでした。今は自身の専門性に加え、広い視野をもってチームとして結果につなげていくという部分の重要性が増していると思います。
A.K: パラリーガルなどは専門性を突き詰めるイメージもありますが、その点はどうでしょうか?
A.I: パラリーガルも弁護士や秘書と力を合わせて仕事を進める必要があるので、自分の専門性を突き詰めるだけでは仕事をスムーズに進めることはできません。クライアントのニーズに応え、案件に適切に対応していくためには、弁護士や秘書との連携、チームワークはとても大切です。
K.K: あと、最近大事だと思うのは「変化対応力」です。世の中も組織も大きく変化していますからね。
A.K: 自分の仕事の範囲を決めてそれ以上は動かない、という人だと困りますよね。守りに入りすぎず、変化を楽しめる人がいいです。
A.I: お膳立てをされてそれに乗っかるのではなく、とにかくやってみようという心意気がある人、チャレンジングな人がいいですね。
K.I: ITの視点だとここ2~3年が最も変革が激しい時期で、今までのやり方ががらっと変わりそうです。それに興味を持ってポジティブに取り組んで欲しいです。
K.K: これからの世の中がどう変化しても「プロフェッショナルを支えるプロフェッショナル」であることは変わらないと思いますが、仕事の内容ややり方は大きく変化していく可能性があります。それを柔軟に受け入れる、もしくはベストなやり方を自分で見いだしていける人であれば、働きがいを感じられそうですね。