- 所外セミナー
従業員による『重要情報の漏えい・持ち出し』リスクへの実務対応
- 日時
- 2022年12月9日(金)13:00~17:00
- 会場
- 東京 企業研究会セミナールーム
梅林啓弁護士が2022年12月9日(金)に、一般社団法人企業研究会主催のセミナーにおいて「従業員による『重要情報の漏えい・持ち出し』リスクへの実務対応」と題する講演を行いました。
セミナー詳細
I. 企業からの情報流出の現状
(1)過去の情報持ち出しの典型的な事例
(2)産業スパイ
(3)かつての日本の労働環境が企業にもたらしたもの
(4)かつてと何が変わったか
(5)典型的な事例
(6)経済安全保障(戦略的自立性、戦略的不可欠性)
(7)まとめ
II. 情報漏えい・持ち出しによる企業のリスクと責任
(1)放置した場合のリスク
(2)持ち出された情報が使われた場合のリスク
(3)個人情報保護法との関係
III. 情報漏えい・持ち出しに関する法律上の規制とその問題点
(1)伝統的な情報保護の法制度
(2)不正競争防止法
(3)刑法(無体物である情報は窃盗罪の客体となるのか)
IV. 情報漏えい・持ち出し事案が発生した後の企業の対応 ~被害の最小化に向けて~
(1)発生後の基本対応(把握すべきことは何か、必須となる対応事項は何か)
(2)情報の取り戻し(どのような手段で、どこまで出来るか)
(3)個人情報が漏えいした場合の対応(個人情報の本人への対応、主管官庁への報告、公表、他)
V. 情報持ち出しに対する予防策
(1)システム的な予防策(情報漏えいの抜け穴に対する抑止策、早期発見策)
(2)秘密保持契約、誓約書(守秘義務契約の内容、契約で縛ることの重要性)
(3)事後的なトレーサビリティ
VI. 今後の展望