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    ひびきウインドエナジー株式会社:北九州港響灘地区における洋上風力発電事業の開発および資金調達

西村あさひ法律事務所は、ひびきウインドエナジー株式会社(以下、「ひびきウインドエナジー」)が、北九州港響灘地区における洋上風力発電事業「北九州響灘洋上ウインドファーム」の開発およびプロジェクト・ファイナンスによる資金調達を行うにあたり、ひびきウインドエナジーに対してリーガルアドバイスを行いました。

本プロジェクトは、北九州港響灘地区に25基の着床式洋上風力発電設備を設置し、運転開始後20年にわたりゼロエミッション電力を供給する計画です。本事業で採用される風車の単機出力は9.6MW、ウインドファーム全体の発電設備容量は220MWであり、いずれもこれまでの日本の洋上風力発電プロジェクトとしては日本最大規模となります。

本件は、当事務所の尾崎恒康弁護士、松平定之弁護士、川本周弁護士、山本輝幸弁護士および森宣昭弁護士が担当しました。

弁護士等 People

尾崎 恒康

尾崎 恒康 Tsuneyasu OZAKI

  • 法人社員
  • 福岡

10年にわたる検察官、訟務検事、行政官僚の経験を活かし、インサイダー取引、会計不祥事、製品・食品事故、競争法・下請法・景表法違反、情報漏えい・流出、不正競争、金融商品取引法・建設業法等の各種業法違反、背任・横領等の従業員不祥事などの、いわゆる有事における国内外の企業危機管理案件や、平時における内部統制システムの整備・拡充、コンプライアンス調査のほか、行政訴訟(税務訴訟を含む)、役員責任追及訴訟、金融商品取引に関する訴訟、会社間訴訟、労働審判、税務調査などの訴訟紛争案件を多数手がける。 日常的な法務相談から、M&Aをはじめ企業の命運を左右する案件に至るまで、経営者・法務責任者に寄り添いつつ機動的かつ実効性あるリーガルサポートを提供することを信条とする。

松平 定之

松平 定之 Sadayuki MATSUDAIRA

  • パートナー
  • 東京

電力・ガスをはじめとするエネルギー分野における国内外のプロジェクト、M&A、新規事業など多様な案件について、豊富な経験に基づきクライアントをサポートする。エネルギーの上流から下流まで一連のサプライチェーンに関連する幅広い法制度・実務慣行についての深い理解を元に、クライアントが目指す事業・取引の実現のための最適なリーガル・ソリューションを見出すことに尽力する。再生可能エネルギー発電事業や水素事業など脱炭素を目指す取組みや、変革の進む電力市場・制度を活用した先駆的なビジネスへのアドバイスについて特に強みを有する。経済産業省の産業構造審議会 保安・消費生活用製品安全分科会 産業保安基本制度小委員会および水素保安戦略の策定に係る検討会、ならびに電力広域的運営推進機関の容量市場の在り方等に関する検討会などの委員を歴任する。

川本 周

川本 周 Amane KAWAMOTO

  • パートナー
  • 東京

プロジェクトファイナンス案件のレンダーカウンセルおよびボロワーカウンセルの経験が豊富。 発電IPPプロジェクトに関しては、欧州における実務経験を背景に、ビジネスと関連制度に精通。 発電IPPプロジェクトの開発から、ファイナンス、セカンダリー取引、デューディリジェンス、さらには紛争対応まで、あらゆるステージに対応。ディベロッパー、金融機関、投資ファンド、EPC企業等、多様なクライアントに国内・海外を問わずアドバイスを提供している。 洋上風力発電の分野では、再エネ海域利用法の制定前から多数の案件に注力し、豊富な経験を有する。 再生可能エネルギーに関連する制度を中心に情報発信も積極的に行っており、リーガル面から世界の脱炭素化に貢献している。

山本 輝幸

山本 輝幸 Teruyuki YAMAMOTO

  • パートナー
  • 東京

PPP/PFI、電力・資源エネルギーおよびプロジェクト・ファイナンス分野における多くの実績を有している。とりわけコンセッション案件その他スタンダードなPFI案件その他PPP案件において、発注者である公共カウンセルとしての多数の実績を有しており、発注者側の考え方を踏まえた上での公共側、事業者側および金融機関側でのアドバイスを行う。また、事業者側・金融機関側問わず、再エネ法に基づく風力発電事業・太陽光発電事業・バイオマス発電事業におけるプロジェクト・ファイナンス案件を多数取り扱っている。加えて、株式会社国際協力銀行(JBIC)の資源・環境ファイナンス部門での業務を経験し、電力・資源エネルギー案件において実務に裏打ちされたアドバイスを行うことが可能である。

森 宣昭

森 宣昭 Nobuaki MORI

  • パートナー
  • 東京

入所時よりプロジェクト・ファイナンスを中心にファイナンス業務に継続的に従事する。 空港コンセッションを含むPFI事業や、洋上風力発電を含む各種再生可能エネルギー発電事業に対するファイナンス案件を数多く手がけ、融資金融機関側および事業者側のいずれの立場においても多様な経験を有する。また、各プロジェクトの事業期間中に発生した様々な事象・紛争等への対応にかかるアドバイスも行う。 再生可能エネルギー関連法令および関連制度にかかる豊富な知見を有し、再生可能エネルギーの分野においては、発電事業の買収およびこれに伴うファイナンス、複数の発電事業を対象としたポートフォリオ型でのファイナンス、信託を用いたスキームのプロジェクト(プロジェクトボンドでの資金調達も含む)等も取り扱う。 事務所における業務に加え、金融機関および総合商社への出向経験も有しており、これらの多様な経験を通じて会得した実務的な知見やノウハウを駆使し、クライアントのニーズの実現のために尽力する。