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銀行等金融機関のコンプライアンス

  • 書籍

銀行等金融機関のコンプライアンス

木目田裕弁護士が編者をつとめ、有吉尚哉弁護士、五十嵐チカ弁護士および北條孝佳弁護士が執筆に参加した金融・商事判例2020年3月増刊号『銀行等金融機関のコンプライアンス』が経済法令研究会から刊行されました。

編:木目田裕

I. 企業等のコーポレートガバナンス
 1. わが国におけるコーポレートガバナンス改革と企業のコンプライアンス 

II. 銀行等のコンプライアンス
 2. 「検査・監督基本方針」に基づく金融当局の検査・監督の在り方
 3. 「 コンプライアンス・リスク管理基本方針」公表後の金融当局および金融機関の動向

III. 個別のコンプライアンス違反類型の検討
 4. 固有業務に関する法規制と刑事責任 (五十嵐チカ)
 5. 付随業務・登録金融機関等業務に関する不適切行為の防止
 6. 役職員による横領等の防止
 7. マネロンおよびテロ資金供与対策
 8. 金融機関の反社対応の到達点と今後の課題
 9. 金融犯罪対策 ~不正払戻しおよび振り込め詐欺への対応を中心に~
 10. FinTechとコンプライアンス (有吉尚哉)
 11. 独占禁止法・景品表示法・消費者保護法
 12. 接待贈答その他の贈収賄規制

IV. 情報管理
 13. 個人情報・顧客情報保護
 14. 金融機関におけるインサイダー取引防止に向けた体制整備
 15. サイバーセキュリティ (北條孝佳)

V. ハラスメント対応(労働関連のコンプライアンス)
 16. 職場のハラスメントと態勢整備

VI. グローバル展開におけるコンプライアンス上の留意点
 17. 金融機関のグローバルコンプライアンス

著者等 Authors

木目田 裕

木目田 裕 (編者) Hiroshi KIMEDA

  • パートナー
  • 東京

危機管理の観点からは、決算訂正問題やインサイダー取引等といった金商法違反、カルテルや優越的地位濫用等といった独禁法違反、営業秘密・企業機密・個人情報の漏洩やサイバーセキュリティ、海外公務員贈賄や政治資金規正法、食品・製品の安全・表示(景表法を含む)・事故、マネーロンダリング、業法違反、環境・労働安全衛生法令違反等の企業不祥事に関し、事実調査・第三者委員会、当局の捜査・調査への対応、適時開示・プレス対応、再発防止策構築やコンプライアンス徹底、株主総会対応を含むガバナンス改革、関連する民事訴訟の対応等を行っている。また、複数の企業の公益通報窓口を務める。争訟の観点からは、税務争訟や証券訴訟、会社争訟(責任追及訴訟、敵対的買収防衛)、独禁法関係争訟等を手がけている。なお、法令案・政策案の立案案件にも従事。著作・論文・講演・メディア出演等は多数。日本経済新聞社による「活躍した弁護士ランキング」において下記のとおり受賞。

2023年危機管理・不正対応分野 第1位、2021年危機管理分野 第1位、2020年危機管理分野 第1位、2018年危機管理分野 第2位、2014年危機管理部門 第2位、2011年危機管理部門 第3位。2022年企業法務分野 第9位、2016年企業法務分野 第10位、2015年企業法務分野 第8位、2013年企業法務部門 第2位、2012年企業法務部門 第4位。

五十嵐 チカ

五十嵐 チカ(著者) Chika IGARASHI

  • パートナー
  • 東京

(1)金融規制法の分野を中心としつつ、(2)事業会社様向けの反マネロン・テロ対策や米国OFAC等の経済制裁対応、(3)国内外のデータ保護規制対応、(4)内部通報制度や内部統制システムの構築と運用等を含むグローバル・コンプライアンス及びガバナンス対応、(5)国内外の訴訟や当局対応等の案件を幅広く手掛けております。また、(6)日系企業のアフリカ・中東地域での事業展開に関する法的支援も提供しております。

有吉 尚哉

有吉 尚哉(著者) Naoya ARIYOSHI

  • パートナー
  • 東京

アレンジャー、オリジネーターあるいは信託受託者のカウンセルとして、金銭債権を中心に多様なアセットクラスの証券化取引に関与した経験を有しており、国内初となったものも含む様々なスキームのストラクチャード・ファイナンス案件に携わる。また、新規信託商品の開発や、信託を用いた複雑なスキームの組成に関与した経験も多く有する。 金融庁総務企画局企業開示課に所属し、金融規制の企画立案に携わった経験も有しており、多くの銀行、信託銀行、証券会社、保険会社、ノンバンクその他の金融機関や、金融関連ビジネスを展開する事業会社、スタートアップに対して金融規制についてのアドバイスを行っている。FinTechの領域を含めて新類型の取引や商品と金融規制の適用に関するアドバイスを行うことも多い。 産官学の各種ワーキンググループ、研究会等に参加することも多く、法制度や金融実務等に関する執筆、講演を多数行っており、金融法制に関するオピニオンリーダーの一人として認知されている。

北條 孝佳

北條 孝佳(著者) Takayoshi HOJO

  • パートナー
  • 東京

企業の危機管理、特にサイバーセキュリティ対策及び対応について多数の案件を経験。10年以上、警察庁技官として数多くのサイバー攻撃やサイバー犯罪事案の捜査にかかわり、技術的な支援を実施。現在も内部犯行事案やサイバー攻撃被害企業への支援、デジタル・フォレンジック対応等、様々なサイバーセキュリティに関する案件に従事。技術的バックグラウンドを持ち、ネットワーク、データベース、プログラミング、マルウェア、ランサムウェア、ダークウェブ、インテリジェンス、ペネトレーションテスト等がかかわる案件にも対応している。
また、複数の委員等に就任し、国立研究開発法人情報通信研究機構の招聘専門員や日本弁護士連合会の情報セキュリティWG委員、埼玉県警察本部のサイバー犯罪対策技術顧問等に就任している。