- 建設 / インフラ
FIDIC契約約款のポイント(第1回)(2022年11月18日号)
FIDIC契約約款は、世界の建設・インフラプロジェクトで最も広く使用されており、国際建設契約のスタンダードともいえるものである。また、最近では、外国資本の発注者が日本国内で実施する建設プロジェクトにおいてFIDIC契約約款ないしそれに類似する国際建設契約の採用を求める事例が増えてきている。FIDIC契約約款は民間連合約款等の日本の請負契約約款と大きく異なるものであり、本ニューズレターでは複数回にわたって、FIDIC契約約款のポイントを解説する。FIDICとは、フランス語で、Fédération Internationale Des Ingénieurs-Conseilsの略であり、日本語では国際コンサルティング・エンジニア…続きは下記PDFファイルからご覧ください。
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建設/インフラニューズレター(2022年11月18日号)(243KB / 3 page)
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国際建設・インフラ・EPCプロジェクトを数多く手がけ、プロジェクトの契約作成・交渉、紛争対応(仲裁、Dispute Board)、期中のクレーム、トラブル対応に従事しています。
日本、東南アジア、南アジア、中東、アフリカ、オセアニア、北米、欧州各国におけるデータセンター、半導体工場、高速鉄道、発電所、海底ケーブル、高速道路、地下鉄、水処理工場、各種プラント、洋上風力、太陽光発電、浚渫・港湾工事等の建設・インフラプロジェクトの契約作成・交渉、入札支援、クレーム準備対応、Dispute Adjudication Board、国際仲裁等に豊富な経験を有しています。
国際建設契約の約款であるFIDICに精通しており、FIDICの各ブックのセミナーおよび社内研修を頻繁に実施しています。Chambers Asia-Pacific 2023、2024及び2025では、シンガポールにおける Construction: International 分野の Leading Individualに選出されました。
加えて、インドネシア、シンガポール、マレーシア、ベトナム、フィリピン、インドなどのアジア各国における紛争・危機管理案件をもう一つの得意分野として取り組んでいます。
アジアの紛争・危機管理対応については、東南アジア駐在14年のなかで多数の複雑難解な案件を担当し、現地の実態を踏まえたリスク分析と対応策をアドバイスします。特にインドネシアではこれまで70件以上の現地の訴訟対応、警察等の当局の捜査対応、従業員による不正行為に対応した経験を有し、実際の経験に基づく実践的な助言を行っています。