メインコンテンツに移動
  • 中国

中国の撤退案件における労務紛争リスクの評価方法

筆者は長年にわたり中国・上海市に駐在し、日中間の様々な案件に関与・対応している。近年増加している分野が日系現地法人における人事労務案件、それも紛争性の強い労務案件である。中国の人事労務案件において、従業員側が早々に労働仲裁や訴訟を提起してきたり、法律上の根拠が乏しい過大な請求を行ったり、更には集団的な争議行動にエスカレートするようなケースがしばしば見られる。このような中国特有ともいえる労務リスクの典型事例として、次のようなケースが見られる。①    個別の人事労務案件:社内不正調査や懲戒処分の対象となった…続きは下記PDFファイルからご覧ください。

中国ニューズレター PDFダウンロード [619 KB]

著者等 Authors

野村 高志

野村 高志 Takashi NOMURA

  • パートナー
  • 上海

20年以上にわたり中国法務を中心に取扱い、数多くの日本企業の対中投資、中国関連のM&A、企業再編・撤退、危機管理、知的財産権、労働、訴訟・紛争案件、および中国企業の対日投資案件で豊富な実績を有する。中国・上海滞在歴は10年を超え、ネイティブレベルの中国語を駆使した、現場での問題解決力がクライアントの信頼を得ている。中国法務・知財分野の執筆書籍・論文・講演は多数に上る。