サムティ株式会社:ベトナム国ハノイ市における分譲住宅事業の開始およびS-VIN Vietnam Real Estate Trading Joint Stock Companyの株式取得
西村あさひ法律事務所は、サムティ株式会社(以下、「サムティ」)が、子会社であるSAMTY Asia Investments Pte Ltdを通じてベトナム国最大手の不動産デベロッパーであるVinhomes Joint Stock Companyと同国ハノイ市において共同して分譲住宅事業を実施することに伴い、S-VIN Vietnam Real Estate Trading Joint Stock Companyの株式の90%を取得することを決定するにあたり、サムティに対してリーガルアドバイスを行いました。
本件は、当事務所の宇野伸太郎弁護士、廣澤太郎弁護士およびファン・ティン・フォンベトナム弁護士が担当しました。
弁護士等 People
大手商社法務部への出向、米国留学を経て、2013年から2020年までベトナム・ハノイに駐在。7年にわたるベトナム駐在経験を活かし、新興国企業を相手方とするM&Aや合弁会社の設立、不動産開発、労務、コンプライアンス、危機管理案件、国際取引案件など、幅広く対応。現在は東京をベースにしつつ、「日本本社と海外現地拠点の両方の置かれている立場や気持ちがわかる」弁護士として、東南アジアを中心とする新興国・海外案件全般に強みを有する。近年はトルコをはじめとする中東諸国にもカバー範囲を広げている。また、アグリフードプラクティスチームのメンバーとして、日本の食農企業の海外展開のサポートも行う。商慣習や文化の違いも踏まえ、クライアントの海外ビジネス実現のため、戦略的リーガルアドバイスを提供する。
ベトナムにおけるM&A、外国投資、コーポレートガバナンスおよび再生案件、契約法、雇用、市場アクセスに関するクライアントの幅広いニーズに合わせた実用的なソリューションを提供。不動産、土地/建設、貿易/流通、証券、競争法/独占禁止法に関するM&A申告要件など、規制の厳しい各業界の多種多様かつ複雑な取引について、国内外の数多くのクライアントへのリーガルアドバイスを手がける。ビジネス法に関連する大規模なプロジェクトに携わるほか、クライアントと取引相手との交渉および取引のサポートにおいては、当事者間の障害を特定し、目標達成のため尽力。ベトナムでのビジネスにおいて発生する問題、トラブルに対して実用的なソリューションを提供する。
国際建設・インフラ・EPCプロジェクトを数多く手がけ、プロジェクトの契約作成・交渉、紛争対応(仲裁、Dispute Board)、期中のクレーム、トラブル対応に従事しています。
加えて、インドネシア、シンガポール、マレーシア、ベトナム、フィリピン、インドなどのアジア各国における紛争・危機管理案件をもう一つの得意分野として取り組んでいます。
国際建設分野では、日本、東南アジア各国、南アジア各国、中東、アフリカ、オセアニア、米国、欧州におけるデータセンター、半導体工場、高速鉄道、発電所、海底ケーブル、高速道路、地下鉄、水処理工場、各種プラント、洋上風力、太陽光発電、浚渫・港湾工事等の建設・インフラプロジェクトの契約作成・交渉、入札支援、クレーム準備対応、Dispute Adjudication Board、国際仲裁等に豊富な経験を有しています。
Chambers Asia-Pacific 2023および2024では、シンガポールにおける Construction: International 分野の Leading Individualに選出されました。
国際建設契約の約款であるFIDICに精通しており、FIDICの各ブックのセミナーおよび社内研修を頻繁に実施しています。
アジアの紛争・危機管理対応については、東南アジア駐在13年のなかで多数の複雑難解な案件を担当し、現地の実態を踏まえたリスク分析と対応策をアドバイスします。特にインドネシアでは過去12年間で60件以上の訴訟対応、刑事事件に対応した経験を有し、現地の紛争対応に精通しています。