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台湾:不動産賃貸借契約の公証について

台湾司法院の統計によれば、賃貸借契約に関する公証は長年にわたり、公証件数において最も多くの割合を占めています。たとえば、2024年においては、売買契約の公証件数が1,241件、金銭消費貸借契約が11,426件、委任・授権文書が4,263件であるのに対し、賃貸借契約の公証件数は145,442件に達しています。このように賃貸借契約の公証件数が他の契約類型を大きく上回る背景には、特に不動産賃貸借契約に係る公証によって得られる法的効果が影響しているものと考えられます。他方で、不動産賃貸借契約は台湾に進出する…続きは下記PDFファイルからご覧ください。

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著者等 Authors

孫 櫻倩

孫 櫻倩 Ing-Chian SUN

  • パートナー
  • 東京

台湾における弁護士資格取得者としては初めて、日本での外国法事務弁護士資格を取得した、日本における台湾法アドバイスの先駆者的弁護士。日台企業間における各種M&A、ジョイント・ベンチャー及びビジネスアライアンス、日系企業による台湾におけるコンプライアンス問題やコーポレートガバナンスに関する各種アドバイス及び対応、独占禁止法/競争法に関する各種アドバイス、知的財産法/情報法に関する各種対応、日台双方に関わる倒産/事業再生、ならびに日台間における各種紛争対応等に関し多数関与。当事務所台湾プラクティスチームを率いるパートナーであり、2020年4月には台湾事務所(西村朝日台灣法律事務所)を設立し、その共同代表も務める。