- 所外セミナー
企業不祥事の原因は日本的美学にあり
~今こそ、ビジネスにおける日本的美学を見直せ!~
- 日時
- 2025年4月15日(火)10:00 ~ 2025年5月14日(水)17:00
- 会場
- オンライン配信
梅林啓弁護士が2025年4月15日(火)~ 2025年5月14日(水)に、株式会社プロネクサス主催のセミナーにおいて「企業不祥事の原因は日本的美学にあり~今こそ、ビジネスにおける日本的美学を見直せ!~」と題する講演を行いました。
セミナー詳細
Ⅰ. 企業不祥事の原因を探る視点
1. 最近の企業不祥事の特徴
2. しかし、疑問もある
3. 刺激的な提言
Ⅱ. 日本はどういう国と評価されてきたか
1. 日本の評価
2. 日本という国(制度)の海外における評価
3. 日本企業の海外における評価
4. 日本人の海外における評価
5. まとめ
Ⅲ. 過去の事例からの考察
1. もっと無責任になれ!
(1) 組織で発生した不正行為は組織のどのレベルの人まで知っていたのか
(2) 事例①:目標とする性能を持つ製品をスケジュール内に開発できない
(3)事例②:一定の品質を備えた製品を、必要な数だけ、納期に間に合うように製造できない
(4) 事例③:施工不良が発生したが、その対応をしていると、工期に工事を終えることができない
(5)不正行為を発生させないためには
(6)不正行為が発生している事例では
(7)不正行為の決断をした人の心情
(8)もっと無責任になれるか
2. 勇気を持って基準を見直せ!
(1) 日本で発生している製品・サービス偽装事案の実態
(2) 事例④:法令上の基準を上回る性能を、取引先との間では「要求仕様」として合意しているが、
その性能を発揮する製品を製造できていない
(3)事例⑤:エンジンの燃費の不正
(4)事例⑥:昔から採用されてきた基準を踏襲しているが、達成できていない
(5)基準が定められる経緯は様々
(6)基準に対する束縛
(7)基準を見直す勇気を持てるか
3. 時間厳守、スケジュール厳守の旗印を下ろせ!
(1) ビジネスにおける時間やスケジュールの意義
(2) 海外では
(3)時間やスケジュールを守るためにどうしているか
(4)時間やスケジュールが守れないのはどういう場面か
(5)不正が発生するメカニズム
(6)過去事例
(7)時間厳守、スケジュール厳守の旗印を下ろせるか
Ⅳ. 最後に
危機管理分野のパートナーとして、主に、役職員による不正行為、情報漏洩、独禁法、金融商品取引法、その他の各種業規則法等の法令違反など企業不祥事案件を受任し、具体的には関係者への事情聴取を含めた社内調査対応、原因分析、再発防止策の策定、報告書の作成、マスコミ対応、民事・刑事の法的措置等幅広い業務を担当し、公正取引委員会や証券取引等監視委員会をはじめとする当局対応も迅速に行っております。
また、不祥事発生時や、コンプライアンス体制の構築に関する経験をふまえて、日本弁護士連合会の第三者委員会ガイドライン、社外取締役ガイドラインの作成にも関与致しました。
案件だけではなく、社内調査、情報漏洩、不正行為発生のメカニズム、行政調査に関するセミナー講師も多数務め、前職である検事時代に培った、現場での経験や各種ノウハウを踏まえて、今は弁護士の立場から、企業の危機管理対応の具体策を提案しております。