- 所外セミナー
グローバル企業に求められる贈賄防止デューデリジェンスの最新潮流
~第三者取引・M&Aにおける贈賄リスクの検出と対応~
- 日時
- 2025年12月17日(水)10:00〜12:00
- 会場
- オンライン配信,東京 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
安部立飛弁護士が2025年12月17日(水)に、金融財政研究会/経営調査研究会主催のセミナーにおいて「グローバル企業に求められる贈賄防止デューデリジェンスの最新潮流~第三者取引・M&Aにおける贈賄リスクの検出と対応~」と題する講演を行います。
プログラム Program
1.贈賄規制の最新状況
(1)様々な贈賄リスク
(2)贈収賄に対する国際的な規制強化の動き
(3)米国FCPAの執行動向―厳格化の兆し―
(4)第三者を通じた贈賄リスクの高まりと管理の難しさ
2.コンプライアンスデューデリジェンスの全体像
(1)そもそも「デューデリジェンス」とは?
(2)コンプライアンスデューデリジェンスの意義と種類
(3)コンプライアンスデューデリジェンスの位置づけ―米国と英国を例に―
3.贈賄防止デューデリジェンスの実践
(1)目的と重要性
(2)トリガーイベント:第三者取引・M&A・合弁事業組成・事業提携
(3)M&Aにおける贈賄防止デューデリジェンス実施の課題
(4)基本的な考え方―リスクベース・アプローチに基づく段階的審査―
(5)具体的な進め方(①リスク指標(国・業種・取引形態・相手方属性等)の特定(設定)、②リスク指標に基づく
スクリーニング(リスクスコーピング)、③スクリーニング結果に応じた調査の実施、④リスクレベルの判定
(6)実務上のティップス(フローチャート、質問票・チェックリスト、インタビュー等)
4.検出された贈賄リスクへの対応
(1)リスクレベル(低/中/高)に応じた対応の必要性
(2)調査結果の文書化・記録保持―当局対応を見据えて―
(3)契約書の工夫(贈賄防止条項、表明保証条項等の盛込み)
(4)継続的モニタリング
(5)買収後の統合プロセス(Post-Acquisition Remediation)における改善
5.終わりに:贈賄防止デューデリジェンスの展望
講師等 Speakers
安部 立飛(講師) Haruhi ABE
- 法人アソシエイト
- 大阪