メインコンテンツに移動
  • アジア
  • 個人情報保護・データ保護規制
英文で読む

タイの個人データ越境移転規制に係る下位規則草案の概要(2023年12月15日号)

タイでは、2022年6月に施行された個人データ保護法(以下「PDPA」という。)が個人データの域外移転規制を定めているが、規制の詳細を定める下位規則が未制定であるため、域外移転のために実施すべき措置のうち、確実に依拠できるものはPDPAの条文に規定されたデータ主体の同意のみという状況が続いている。もっとも、下位規則の検討は進んでいるようであり、個人データ保護委員会(以下「PDPC」という。)は、2022年10月に当該下位規則の草案を公表し、パブリックヒアリングに付していた。当該草案の公表から1年以上が経過した2023年10月27日、PDPCは…続きは下記PDFファイルからご覧ください。

こちらの内容はPDFでもご覧いただけます。
アジア&個人情報保護・データ保護規制ニューズレター PDFダウンロード [476 KB]

著者等 Authors

村田 知信

村田 知信 Tomonobu MURATA

  • パートナー
  • シンガポール

2010年から一環してIT技術・IT業界に関連する取引・紛争・規制対応案件、模倣品対応を含む知的財産関連案件、営業秘密や個人情報にかかるデータ保護案件等を継続的に取り扱っている。情報処理安全確保支援士として登録されておりサイバーセキュリティの実務にも詳しい。 また、アメリカおよびイギリスでの留学・出向後にベトナム、タイおよびシンガポールに赴任したことを契機に、日本だけでなく、ベトナム、タイ、シンガポール、インドネシア等の東南アジア地域における同種案件やこれらの地域とのクロスボーダー案件にも多く関与している。東南アジア地域において上記のような案件を得意とする日本人弁護士が少ない中、同種案件における豊富な知識・実務経験と東南アジア現地での経験やネットワークの双方をいかして、事業を国際展開する日本企業をサポートしている。

パヴィニー・ブンヤミッサラー

パヴィニー・ブンヤミッサラー Pavinee BUNYAMISSARA

  • パートナー
  • バンコク

知的財産法における主要弁護士。2005年SCL Law Group(現SCL Nishimura & Asahi)の設立時に入所し、知的財産プラクティスグループで従事する。SCL Law Group入所前は、多数の企業で企業内弁護士として勤務。一般法務、知的財産やEコマース等の案件に携わりながら幅広い実務経験を積む。また、企業内弁護士として政府機関との仕事に従事した経験から、電気通信および契約に関する包括的な知識を有する。知的財産および情報関連法についてのフォーラムでゲスト講師としての講演実績も多数。 現在、主なクライアントに対して商標登録、特許登録、著作権登録、ライセンス契約のほか、商標権、特許権、著作権の侵害に関する案件についてアドバイスを提供している。また、海外での商標登録出願や特許登録出願を支援し、知的財産権のエンフォースメント手続きや訴訟手続きを通してクライアントに高度なガイダンスを提供している。電子商取引、ドメイン名登録、個人情報、プライバシー保護に関する案件を積極的に取り扱っている。 国内外の公共・民間機関をクライアントに持っており、知的財産権に関する手続きや商業リスクに関する確かな知識をいかし、タイの法令およびベストプラクティスについての正確で包括的な知見に基づくボーダーレスかつ実践的なアドバイスをクライアントに提供している。 包括的な知識と豊富な経験を用いて、各クライアントの多様なニーズに対応したリーガルサービスや高度なアドバイスを提供。また、知的財産の第一人者として、AsiaIP Informed AnalysisやWorld Trademark Review 1000(2022年度版)等の雑誌に掲載されている。