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論文
The Investment Treaty Arbitration Review: The Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership
ラース・マーケルト ドイツ弁護士および石戸信平弁護士が執筆したThe Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnershipと題する論文が、Law Business Researchから出版されたThe Investment Treaty Arbitration ReviewのEighth Editionに掲載されました。
本稿では、環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP協定)の投資保護規定および投資家と国家との間の紛争解決手続(ISDS)について詳細かつ最新の分析を行っています。なお、CPTPP協定は、現在、全ての原署名国(豪州、ブルネイ、カナダ、チリ、日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポールおよびベトナム)の間で発効しています。また、2023年7月16日には、英国の加盟に関する議定書が署名されています。さらに、これまで、コロンビア、タイ、南アフリカ、フィリピン、中国、台湾及びウクライナが、加盟に対する関心を表明し、又は正式な加盟申請を行っています。
主たる業務分野は商事仲裁および投資仲裁。とりわけ、ライフサイエンス、自動車およびエネルギー等のセクターにおける、ポストM&A、商取引、製造、建設および販売委託に関する紛争を数多く手がけている。政府を当事者とする案件にも注力しており、投資家と政府との交渉および紛争を含む、海外直接投資および国際公法上の論点について、海外投資家および主権国家に対する助言を提供している。これまでに、ICC、DIS、SAC、NAI、ICDR、KCAB、JCAA、SIAC、ICSIDおよびUNCITRAL等の様々な仲裁規則が適用される50件以上の仲裁手続において、当事者の代理人および仲裁人を務める。