Kohlberg Kravis Roberts:富士ソフト株式会社に対する公開買付け
西村あさひは、Kohlberg Kravis Roberts(以下、「KKR」)が、公開買付けにより富士ソフト株式会社を非公開化するにあたり、KKRに対してリーガルアドバイスを行いました。
本件は、当事務所のM&A分野のパートナーである新川麻弁護士、伊達隆彦弁護士および飯永大地弁護士がディールをリードし、掘越秀郎弁護士および鶴岡勇誠弁護士がファイナンス分野、諸井領児弁護士が不動産分野、小林和真呂弁護士が競争法分野のアドバイスを行い、中村日菜美弁護士とともに担当しました。
弁護士等 People
買収ファイナンス・プラクティスグループのコアメンバー。プライベートエクイティファンド、事業会社、銀行、政府系金融機関等を依頼者として、国内外の買収ファイナンス、プロジェクトファイナンス、ストラクチャードファイナンス、エクイティ投資案件に数多く関与。豊富な経験や海外制度の知見を踏まえた、複雑な案件への対応やソリューションの提供に強みを持つ。銀行への出向経験によって培ったバンキング業務に関する知見や、上記投融資案件の経験を活かして、大規模融資のリストラクチャリング、レギュレーション、ジェネラルコーポレートに係る業務にも数多く関与しており、金融機関、事業会社、政府系機関等を依頼者として、それぞれの業界環境や事業ニーズを踏まえたアドバイスを提供している。
会社法、金融法、信託関連法、税法等の複数の法分野に跨がる複雑な取引や大型案件を得意とし、数多く手がけている。具体的には、①グローバルファンドを含む各種PEファンドや商社その他の事業会社をクライアントとする買収ファイナンス取引、②太陽光、風力および水力発電プロジェクトの組成・売買等を含むプロジェクトファイナンス、③プロジェクトボンドやEETC等の、信託その他のビークルを利用したマーケットからの資金調達取引、④株式給付信託、自己信託、セキュリティトラスト、事業承継信託等の、各種税制も踏まえた信託取引の組成、⑤サステナビリティ・リンク・ローン等のサステナブルファイナンス、⑥CDS、保証、リスクパーティシペーション、担保等を利用した信用リスク削減取引、⑦TLACや、AT1等の自己資本調達取引、⑦資本性劣後ローン、サブスクリプションファイナンス、ユニトランシェ等の複雑なローン取引に従事している。
諸井 領児 Ryoji MOROI
- パートナー
- 東京
2011年の東日本大震災以降、我が国の再生可能エネルギー関連分野に積極的に関与。同分野の法規制にも精通しており、太陽光発電・陸上風力発電・洋上風力発電・バイオマス発電等のプロジェクトそのものの開発から、プロジェクトファイナンスに至るまで、国内クライアントのみならず、海外クライアントに対しても、クライアントのニーズに応じて様々な案件においてアドバイスを提供。不動産取引、GK-TKスキームやTMKを用いたストラクチャードファイナンスにも明るく、これらの横断的な知識を必要とする取引を最も得意とする。スピーディに有益なアドバイスを行うことを心がけている。
国内外の事業会社およびプライベートエクイティファンドを代理して、各種M&A取引(事業会社の経営統合・買収・組織再編、ファンドによる上場/非上場会社の買収及びExit取引、ゴーイングプライベート、ジョイントベンチャー、敵対的買収等)に長年に亘り従事している。Chambers Global - The World's Leading Lawyers for BusinessのCorporate/M&A部門において2009年以降、Chambers Asia - PacificのCorporate/M&A部門において2011年以降、毎年受賞しており、我が国最高ランクの評価を得ているほか、
ALB Japan Law Awards 2022において"Dealmaker of the Year"、ALB Women in Law Awards 2021において "Dealmaker of the Year, North Asia"を受賞するなどM&A部門における多数の受賞歴がある。また、上場企業の株主総会対応、コーポレートガバナンス、各種社内調査を含むコンプライアンス関連業務、危機管理対応、会社関係争訟にも長年に亘り注力しており、多数の案件において、当事務所の機動力を生かした平時・有事の総合的なリーガルアドバイスを提供している。