- アジア
インドネシア公開買付けの手続き及びポイント(中編)
公開買付けの実施にあたっては、ダイベストメント義務及び浮動株要件に留意する必要があります。(ア)ダイベストメント義務は、OJKによる2018/9規則に基づき、支配権の取得後の強制的公開買付けにより上場会社の発行済み株式80%以上を取得した買収者は、その後2年以内に、少なくとも20%の株式が一般株主に保有されるように、持ち株を市場で再売却しなければならない義務のことをいいます(2018/9規則21(1))。(イ)また、相対の買収取引自体によって上場会社の80%以上の株式を取得する場合についても、その後の…続きは下記PDFファイルからご覧ください。
-
アジアニューズレター
PDFダウンロード [442 KB]
M&Aを専門とし、複数の東南アジア地域に合計10年以上居住する経験に基づき、東南アジア地域の上場会社への投資案件、現地有力企業の買収、合弁事業案件、スタートアップ企業への投資案件等の様々な種類のクロスボーダーM&A案件に加え、不動産開発プロジェクト案件(REIT案件を含む)を数多く手掛ける。また、東南アジアに進出した企業へのコーポレート・ガバナンス、労務・人事管理、一般商取引、コンプライアンス、子会社・グループ会社管理に関する法務全般に関する豊富な経験を有し、各地域の特徴に応じたソリューションを提案する。さらに、フィリピンの大手法律事務所に出向した経験を踏まえ、数多くのフィリピンへの進出、投資、企業法務案件にも関与している。