金融機関によるアグリビジネス投融資に関する法務面からの考察
杉山泰成弁護士、辻本直規弁護士、片桐秀樹弁護士および所悠人弁護士が「金融機関によるアグリビジネスへの投資をめぐる法律実務の視点からの考察」と題する連載記事を執筆し、銀行法務21に4ヶ月間にわたって掲載されました。
・第1回 アグリビジネスに対する投融資の基本的性格 / 銀行法務21 No.860(2020年9月号)
・第2回 農業法人に対する投資と法務デューデリジェンス / 銀行法務21 No.862(2020年10月号)
・第3回 農業法人を対象とする法務デューデリジェンス / 銀行法務21 No.863(2020年11月号)
・第4回 農業ビジネスに対するデット投資 / 銀行法務21 No.864(2020年12月号)
著者等 Authors
アグリ・フード分野におけるイノベーションの最前線であるオランダのWageningen University及び現地のフードテックスタートアップでの経験を活かし、農業分野における脱炭素・効率化~食分野における代替タンパクを含むNovel foodまで、Farm to Forkのアプローチに基づきカバー。法規制対応に加え、海外スタートアップを含む様々なパートナーとの契約対応、当局折衝、業界団体における新しいビジネス領域でのルールメイクのプロセスへの関与など、未来の食実装に向けたサポートを提供している。また、海外での経験も踏まえ、日本と海外のアグリ・フードテック分野におけるコミュニティの橋渡しを行い、グローバルな事業機会の拡大に向けた、アグリ・フードテック領域におけるエコシステムの構築も行っている。
アセットファイナンスグループおよびアグリ・フードプラクティスグループのパートナー。 ファイナンス分野では、リース・割賦売買等の動産ファイナンス、金融機関の海外進出支援、買収ファイナンス、国内および国外の不動産流動化等を中心に担当。 特に日本の金融機関の海外展開の観点から、アジア、欧州、北南米各国の不動産・動産に関する民商事法および金融機関規制の内容とその人的・地域的適用範囲を踏まえて、対象国ごとに利用可能なビジネスプラン・スキームを提案・実現していくことに多くの実績を有している。 また、アグリ・フードの分野では、農林漁業のバリューチェーンの各プロセスに適用される多様な法制を整理しつつ、スマート農業の導入や事業規模の拡大・資金ソースの多様化、ソーラーシェアリング、陸上養殖といった新しい取組の実現とスケール化を図るためのリーガルサービスを提供することを目指している。