英国の対露金融制裁措置と関連訴訟
畠山佑介弁護士が執筆した「英国の対露金融制裁措置と関連訴訟」と題する論文が、国際商事法務Vol.52, No.1に掲載されました。
本稿では、英国における対露金融制裁措置および制裁に対する不服申立制度の概要を紹介するとともに、以下の5つの重要な判例について解説しています。
(1)英国の制裁制度全体における、制裁指定取消訴訟としての初の判決
(2)対露制裁制度における、制裁指定取消訴訟としての初の判決
(3)制裁の適用範囲を画する「所有又は支配」要件が争点となった2件の訴訟における3件の判決
今後、日本でも対露制裁に関する訴訟が更に提起される可能性がある中、既に複数の判決が示されている英国の制度および判例を参照することは極めて重要です。