- 建設 / インフラ
FIDIC契約約款のポイント(第3回)プロジェクトの流れ(2023年1月23日号)
本ニューズレターの本シリーズでは、世界の建設・インフラプロジェクトで最も広く使用されており、国際建設契約のスタンダードともいえるFIDIC契約約款のポイントを複数回にわたって解説する。個別の条項の解説に先立ち、今回はFIDIC契約約款において想定されているプロジェクトの流れを概観する。レッドブック1999年版、イエローブック1999年版、及びシルバーブック1999年版におけるプロジェクトの流れは概ね共通しているが、本稿ではイエローブック1999年版を前提とする。イエローブック1999年版におけるプロジェクトの主な流れは、以下及び次ページのチ…続きは下記PDFファイルからご覧ください。
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建設/インフラニューズレター(2023年1月23日号)(247KB / 3 page)
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国際建設・インフラ・EPCプロジェクトを数多く手がけ、プロジェクトの契約作成・交渉、紛争対応(仲裁、Dispute Board)、期中のクレーム、トラブル対応に従事しています。
日本、東南アジア、南アジア、中東、アフリカ、オセアニア、北米、欧州各国におけるデータセンター、半導体工場、高速鉄道、発電所、海底ケーブル、高速道路、地下鉄、水処理工場、各種プラント、洋上風力、太陽光発電、浚渫・港湾工事等の建設・インフラプロジェクトの契約作成・交渉、入札支援、クレーム準備対応、Dispute Adjudication Board、国際仲裁等に豊富な経験を有しています。
国際建設契約の約款であるFIDICに精通しており、FIDICの各ブックのセミナーおよび社内研修を頻繁に実施しています。Chambers Asia-Pacific 2023、2024及び2025では、シンガポールにおける Construction: International 分野の Leading Individualに選出されました。
加えて、インドネシア、シンガポール、マレーシア、ベトナム、フィリピン、インドなどのアジア各国における紛争・危機管理案件をもう一つの得意分野として取り組んでいます。
アジアの紛争・危機管理対応については、東南アジア駐在14年のなかで多数の複雑難解な案件を担当し、現地の実態を踏まえたリスク分析と対応策をアドバイスします。特にインドネシアではこれまで70件以上の現地の訴訟対応、警察等の当局の捜査対応、従業員による不正行為に対応した経験を有し、実際の経験に基づく実践的な助言を行っています。