メインコンテンツに移動
  • 独禁 / 通商・経済安全保障

ダークパターンに対する米英の規制動向及び日本の現況(2023年10月12日号)

「ダークパターン」とは、消費者が意識せずに自らに不利な選択をするよう誘導するオンラインのデザイン設計等を指し、近年、海外では巨額の制裁金を課された事例も現れた。また、日本でも、多くの消費者がダークパターンを経験しており、規制が追いついていないといった指摘が見られる。本稿では、ダークパターンに関する米英における最近の規制動向を紹介し、日本の現状の規制動向を検討する。米連邦取引委員会(FTC)は、ダークパターンに関して、2022年9月、“Bringing Dark Patterns to Light”と題するレポート(以下「米国FTCレポート」という。)を公表しており…続きは下記PDFファイルからご覧ください。

独禁/通商・経済安全保障ニューズレター PDFダウンロード [750 KB]

著者等 Authors

角田 龍哉

角田 龍哉 Tatsuya TSUNODA

  • パートナー
  • 東京

日本内外の企業結合審査対応や談合・カルテル調査対応のほか、独占禁止法関連の訴訟を含む最先端のデジタル分野やプラットフォーム関連の競争法案件を多数手掛けている。インフラ、エネルギー業界における単独行為事案など、寡占・独占が問題となる競争法事案の経験も多い。
デジタルプラットフォーム、クラウド・コンピューティング、広告、AI、ソーシャルメディア、電気通信サービス、電波、サイバーセキュリティ、FinTech、消費者対応等の多様なテクノロジー業界・業務分野に精通し、幅広い規制案件を数多く担当。複数の規制領域にまたがる新しい課題にも対応力を発揮する。数多くのグローバル企業の案件や国際通商案件などを担当する経験から、国内外の政治、政策動向を踏まえた政策・法務両面の課題をめぐる包括的な分析、戦略立案も得意としている。競争やテレコムをはじめとする幅広いデジタル関連のレギュレーションやポリシーに対して、規制遵守やコンプライアンス対応に加えて、国際的視野や理論研究に裏打ちされた分析や戦略を提供する。
法律時報の学界回顧(経済法分野)には2023年・2024年と2年連続で業績が掲載されるなど、デジタルポリシー・レギュレーション領域における著作も多数ある。